あなたは知らない間に補償金を払っている
先日ニュース系のサイトを見ていたら、2005年5月18日に開催されたJASRACの定例会見で、日本音楽著作権協会(JASRAC)常務理事の泉川昇樹氏が,私的録音・録画補償金制度の改訂問題について「iPodを始め,ハード・ディスクやフラッシュEEPROMを記録媒体に用いた携帯型音楽プレーヤについて,早期に補償金の対象とすべき」との考えを示したというニュースが掲載されていました。同氏は「パソコンを利用した録音が実態として存在している以上,補償金の賦課は必要と考える」とも述べています。つまりパソコンのハードディスクにも補償金がかかる可能性があるということです。
この補償金は、(社)私的録音補償金管理協会(sarah)から著作権者、実演家、レコード製作者を代表する3団体に分配された後、個々の権利者に分配されているということです。
MDをお持ちの方やパソコンで音楽用CD-Rを利用される方はこの補償金を知らない間に払っていたということになります。え?知ってました?
私的録音・録画補償金制度って何?
以下はJASRACに書かれている説明
実際には私たちが音楽CDを購入したり、ダウンロード購入する際にも著作権料が含まれていて、そこでも支払っていますので、これでは2重払いになるのではないかとか、利用頻度が違うのに(買っただけで使わないというケースも含めて)同じ額を払うのは公平性に欠けるなどという批判が、これまでも出ていました。そこにこのニュースです。
iPodはまだしも、パソコンのハードディスクまで含めようとしているというのははなはだ疑問です。音楽データのコピーになど一切利用しないケースの方が圧倒的に多いでしょう。
2004年度(2004年4月~2005年3月)の音楽著作権使用料徴収額は1108億円(対前年度比1.2%増)過去最高を記録したそうです。
「音楽CDからの使用料収入は落ち込んだが,一方で着信メロディーや放送事業者からの使用料収入が増加した」からだそうです。
2005年度予算では,使用料徴収額が1082億円に減少すると見込んでいて「使用料収入は踊り場に入ったかも知れない。厳しい時代に入ったと認識している」という発言をしています。流行語になってますね。この「踊り場」って表現。
収入が減ると厳しい時代に入ったと思うのは営利目的の企業です。著作権協会は金儲け団体では無いはず。なんでそういう発言が出るのか。どうも大きな間違いをしてるような気がするのですが。
>M.H.さん
補足をありがとうございました。
音楽用CD-Rと書き直しました。ともかく怪しいです。
塵も積もれば山となるで、裾野を広げて労せずして稼ごうという雰囲気ぷんぷんです。
現時点でどうなっているかは調べてないんですが、補償金はデータ用CD-Rには掛かっていなかったはずです。「音楽用CD-R」(引用部分で「オーディオ用CD-R」書かれているもの)には掛かっています。この二つはパッケージで区別されます。メーカーが音楽用と書いて出荷すれば音楽用、データ用と書いて出荷すればデータ用です。物理的なCD-Rとしての違いはないという話で…。
HDDへの補償金課金やSARAHの件については、CCCDがらみで
http://www.hatano.jp/2004/1019/244/
にちょっとだけ書いたことがあるのでご参考までに。
Posted by: MH at 2005年05月20日 08:44